——あら、4月の雇用統計、強すぎ。FRB、ますます利下げから遠のいていく。
5/8、米4月の雇用統計が出たわ。
予想を吹っ飛ばす強さで、市場は震えた。
そして、シカゴ連銀のグールズビー総裁が「金利、利下げに限定せず」って発言。
つまり、「利下げどころか、利上げの可能性もあるわよ」ってこと。
整理するわね。
雇用統計の数字
【4月雇用統計(5/8発表)】
- 非農業部門雇用者数:+11.5万人増
- エコノミスト予想:+6.5万人増
- 前月(3月):+18.5万人増(速報17.8万人から上方修正)
- 失業率:4.3%(予想通り、横ばい)
つまり、予想のほぼ2倍の伸び。
しかも、3月分が上方修正。 17.8万人 → 18.5万人。
3月+18.5万、4月+11.5万。 この2ヶ月の合計、2024年以来の大きさよ。
なぜこの雇用統計の数字、重要なのか
3つの理由。
1. 中東情勢のショックが、雇用にまだ届いてない
2月末、米イスラエルがイランに侵攻。 3月以降、原油価格が高騰。
「そろそろ景気減速の兆しが雇用に出るんじゃないか?」って懸念があった。
でも、出てない。 労働市場、まだ強い。
2. インフレ再加速懸念のなかでの強雇用
これはFRBにとって最悪のパターン。
- インフレ(高い)+ 雇用(強い)= 利下げできない
「物価は気になる、でも雇用は弱いから利下げで支えなきゃ」っていうFRBの言い訳が、また使えなくなった。
3. 利下げ観測、また後退
3月の雇用統計が強かった時、年内の利下げ観測はほぼ消えた。
そして今回。 6月利下げの観測も、ほぼ消えた。 7月も、怪しい。
📖 FRBが利下げしたくてもできない構造、こちらでまとめてる → [雇用は元気、インフレはしつこい|FRBが利下げできない本当の理由]
雇用統計とグールズビーの爆弾発言
雇用統計と同じタイミングで、シカゴ連銀のグールズビー総裁が登場。
ここでの彼の発言、要約すると:
「金利の今後、あらゆる選択肢を検討する。利下げに限定しない」
——え、ちょっと待って。 利下げじゃなく、利上げも検討するってこと?
そう、そういうこと。
これがどれくらい衝撃かというと:
グールズビーって、ハト派なのよ。 ずっと「利下げしたい派」の代表だった人。 2024年末、「金利は今後12ヶ月で大幅に下がる必要がある」って言ってた人。
そのハト派が、「利下げに限定せず」って言ったの。
これは「FRBの中の利下げ派、絶滅しかけてる」を意味する。
雇用統計後のドル円の動き
雇用統計直後:
- ドル買い反応 = ドル円上昇
- ただし、平均時給が予想を下回ったため、その後ドル売りに転じる場面も
- 一時 156.50円台
つまり、強い数字でドル買い、賃金弱めでドル売り、結果的にあまり動かず。
為替トレーダーは、たぶん深夜に頭抱えてた。
雇用統計であたしの生活、また何が変わるの?
1. 物価
- 利下げ遠のく → 円安が長引く可能性
- 輸入品、また高止まり
2. 投資
- 米株:強い雇用 = 景気強い = 株高要因
- でも金利据え置き or 利上げの可能性 = ハイテク株には逆風
- 「利上げの可能性」って言葉が市場に浸透すると、株価調整も
3. 住宅ローン
- 米国の金利、当面下がらない
- 米国の住宅市場、しんどい
4. 為替介入
- 三村財務官、また「やる時はやる」発言が試される展開かもね
締め——雇用統計とFRBは恋に厳しい親
何度も言うけど、マーケットは恋愛みたい。
そして、雇用統計とFRBは、恋に厳しい親よ。
「あの子(=利下げ)と一緒になりたい」って盛り上がってても、 親(=雇用統計+FRB)が「ダメ。むしろ、別れて新しい人(=利上げ)も考えなさい」って言ってる。
——あら、それは想定外。
「利下げ待ち」で粘ってた市場参加者は、今、心の整理が必要。
「利下げの恋を諦めるか」
「利上げの可能性を受け入れるか」
「金利据え置きの長期化に慣れるか」
3つの選択肢、どれも甘くない。
でも、こういう時こそ、自分の生活軸を見ること。
金利が動こうが動くまいが、 あなたの財布、あなたの仕事、あなたの暮らし。 それは、あなたが自分で決められるのよ。
📖 マクロ経済の構造、もう一度振り返るならこちら → [円高って他人事?いいえ、あなたの財布の話よ]
📖 米イラン情勢の続報、ここから → [24時間でこうなる|イラン和平期待→ペルシャ湾爆発音→米国攻撃で株反落]
※本記事は、Bloomberg等の報道内容をもとに構成しています。


